ベルンへ

早起きできたので支度してベルンに電車で向かう。二等車。フリブールはちょうどスイスにおけるフランス語圏とドイツ語圏の境目なので、スイスのドイツ語圏に本格的に入ることになる。電車のアナウンスもドイツ語が先。通路の向かい側に座っていた夫婦が、さっきまではフランス語で話していたのに、アナウンスの後はドイツ語にスイッチしていてマジかよと思う。

 

ベルン駅は都会な雰囲気で、朝の9時台ということもあり観光客らしき人をよく見かけた。アジア人率も高し。旧市街を散策。雰囲気もよし。


f:id:RISHIDA:20181118142938j:image


f:id:RISHIDA:20181118142958j:image


f:id:RISHIDA:20181118143031j:image

建物のグラウンド部分はずっとアーケードになっていて、お店がたくさん。デパートもある。

 

ベルン発祥のシンボルとも言えるクマ公園まで歩いてみたが、残念ながらクマは冬眠中? かわりにいくつか適当な写真を撮る。


f:id:RISHIDA:20181118143447j:image


f:id:RISHIDA:20181118143517j:image

↑はアインシュタイン。ベルン有名人の一人だが、こんな寒い中ご苦労様です。これを撮ったすぐ後に自撮りしようとしている観光客が来たので席を譲る。クマ不在で皆考えることは同じ。しかし私の目的は別の場所なので、ここからバスに乗って目的地へ。ベルンのバス停はどこにも必ず券売機があって便利。フリブールだとないところが結構あるような。

 


f:id:RISHIDA:20181118143929j:image

辿り着いたのはパウル・クレー・センター。パウル・クレーの作品が膨大な数所蔵されているところ。今の時期は二つの展示をやっていて、一つはパウル・クレーの動物をテーマにしたもの、もう一つはエミール・ノルデの特集。後者はあまり好みではなかったかも。20CHFくらいのチケットで両方見られる仕組み。受付の人とは英語でやり取りしつつ、何と館内に関するパンフレットに日本語版があったので記念にもらっておく。クレー関係の本が閲覧できるコーナーやら、子どもが遊べるコーナーやら、ちょっとしたカフェやら、単なる美術館とは少し違う雰囲気。研究部門も併設してあった。展示はすべて写真撮影できたようだが特に撮らず。クレーの「憩えるスフィンクス」が一番よかった。残念ながら天使の絵は見られなかったので、画集を買う。レジの人にドイツ語だけど大丈夫かと聞かれたが大丈夫と英語で答える。ドイツ語で何か言えばよかったか。


f:id:RISHIDA:20181118145726j:image

 

ここで旧市街に引き返し、バーレン広場に面した店で昼食。広場は市などで賑わっていた。巨大チェスをしている人も見かけた。お店はLe Mazotというところ。フォンデュもあるが、それよりレシュティがうまくかつ量が多いという前評判を目にしていたので、潔く単品注文。レシュティの種類はかなり豊富で、スイスのチーズたっぷりなやつにする。たしかに美味い。


f:id:RISHIDA:20181118150554j:image

一人客はほとんどいなかったが、たまたま空いていて座れた。地元のビールも二杯いただく。↓は黒ビール(dunkel)ヴァージョン。二杯目を頼む時はカタコトのドイツ語で黒じゃないスッキリした方を頼む。合計30CHFくらいかな。

f:id:RISHIDA:20181118154156j:plain

 

昼食を終え、まだまだ時間があったのでもう少しだけ散策。
f:id:RISHIDA:20181118151210j:image


f:id:RISHIDA:20181118151910j:image

ベルン大聖堂にも行きキレイなステンドガラスを見たりする。奥には1798年フランス革命時での犠牲者を追悼する碑もあった。大聖堂は一部改修工事中? 時計台もどうやらそうみたい。思えば震災前に初めて行った熊本城も改修工事中でした。ベルンは他にもスイス国立銀行の支店がやはり改修工事中らしき様子で、ちょうどメンテナンスの時期なのだろう。

 

時計台のあたりをウロウロしているといいニオイがして、何と焼き栗を売っていた。冬の名物なんだとか。思い切って買ってみる。イタリア語っぽい商品名だったのでカタコトのイタリア語で注文してみるが特に反応なし。↓のように二つの袋が合体した状態で渡され、片方に殻を入れていくスタイル。


f:id:RISHIDA:20181118152443j:image

ニオイに誘われて食べ始めたものの、自分はおなかいっぱいだったことを思い出す。200gで7CHFくらいだったか。残りはお持ち帰りで、夕飯にしました。おいしかったです。

 

8時半過ぎくらいに家を出て、フリブールに戻ってから買い物などを済ませて16時くらいに帰宅。日帰りで十分ですね。博物館などは消化不良を恐れて行かなかったのでまた別の機会に行けたら。

 

夕飯前にはまたちょっとだけオリヴィを読み進める。今はあたりをつけるのが先決なので少しでも前に進まなくては。