フリブール旧市街散策
起床は8時過ぎくらいだったが、遅めの朝食、論文読み、日本の家族とのライン電話などで午前をゆっくり過ごす。
午後は少しオリヴィ読解。相変わらず無限な森が広がっている。あとトマスの翻訳原稿を微修正。Compendium theologiaeの翻訳は無事に第2刷が刊行されたようで、早速最新版の中から一箇所だけ引用させてもらう。この著作は今まで『神学綱要』と何となく呼んできたが、この機会に『神学提要』に切り替えるのもいいかもしれない。前者はプロクロスのElementatio theologicaと混同する場合もあるような。こっちは『神学要綱』と呼んで一応は区別されているんでしたっけ。可能性としてはプロクロスの方を変えるということでももちろんよいのですが。
このまま今日は終日自宅勤務かと思いきや、ふいに散歩に行きたくなる。昨日は2万5千歩くらい歩いたのだが、まだ足りないのか。フリブールの旧市街の内、低い方のエリアにまだ行ってなかったので行ってみることに。
この下町(?)との間には、排水を利用しているケーブルカー(funiculaire)がある。100年以上使われている老舗路線。
今回は長い階段で降りてみる。
降りきるとちょっとした広場に出る。
聖ニコラ大聖堂があんなに遠くに。
フリブール市の周りを流れるサリーヌ川がよく見える。
木造で有名なベルン橋も。普通にバスなどが通り過ぎて行く。
帰りは別の所から登って上の街に戻る。ツェーリンゲン橋の袂に出ると、グーグルマップで気になっていた名前のお店が目の前に。
この見栄えの建物で鉄板焼という名前をチョイスするのはなかなか(?)。どうやらスシなど出すみたいだが。日曜でも営業していて、いつの日か訪れる日があるかもしれない。下町も閑散とはしていたが、所々日曜営業している店もあり、人もぽつぽつ散歩していた。
アパートに戻る途中、駅ナカCoopでパンを買って軽めの(そして遅めの)昼飯にする。夕飯は残りもののカレー煮込みをたいらげた。今日はアルコール抜きで、落語を聞いたりした後に、締め切り間近の日本語論文書き直しにも取り組む。先日も志ん朝の二番煎じを聞いていたので猪鍋が出てきたが、猪肉は普通にCoopに売っているので洋風ならできますね。しかしそれよりも他に色々チャレンジしてみたい料理もいくつかあるので少しずつ。