11月最終週

就寝が遅かったので9時台に起きる。最初の頃よりまとまった睡眠時間が取れるようになってよい感じ。

 

朝食はパネットーネをむさぼりつつ、明日講演に来るDelphine Carronさんの文章を読む。トマスのDe regnoを翻訳している人でもあるので、その訳書のIntroductionを覗き見る。De regnoは日本語では岩波文庫で読めるトマスの数少ない著作でもあるが、この著作をどう評価するかについては様々な論争もあったりして大変そう。未完でもあるしね。

 

昼食は学食。チキンカツにポテト山盛りと野菜炒め。9CHFだが大満足。

 

午後は研究室に顔を出す。オリヴィ読解を続ける。Vに明日の講演会後の食事会に誘われる。どうやらフォンデュみたい。珍しくVが研究室に長くいたので、途中でスキャンをしたりしつつ、17時くらいまで粘る。

 

帰りはBCUにちょっと寄りつつDennerで牛乳を買って帰宅。バナナがもう売り切れていた。途中で通りすぎた駅前も既にクリスマス気分。

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夕飯はまたしても適当な煮物。今週はちょっと忙しそうなのでしばらくやる気がないかもしれない。食洗機の便利さに感謝している。

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明日は講演会もあるので、今日もアルコールなしでCさんの別の論文を読んでみる。『原因論』の神学的読解というテーマで、テクスト校訂もしていて強い感じだが、内容も興味深い。『原因論』を註解して講義することが、14世紀になるとスタンダードなカリキュラムの一部に組み込まれていたらしく、しかもそれは道徳神学用のコースだったりして、『原因論』が持つ濃厚な新プラトン主義的側面はだいぶ脱色されて受容されていたみたい。トマスの『原因論』や『神名論』に対する註解が、自身が真と思う学説との擦り合わせをメインとしていたことと比較しても興味深い。

 

そういえばFNACカードをとうとう入手したが、名前がaで終わっているからか敬称がマダムになっていた。メールでもたまに女性扱いされることも。日本語の「〜さん」はニュートラルなので便利だが、知らない人に呼びかける時のムシューやマダムもたしかに便利な気もする。少なくともoで終わる名前ならおそらく以上の問題は回避されるでしょうね。