初Tandem

シリアルの朝食を済ませつつ、今日はTandemをやる予定のChさんと初顔合わせ。アパートに近い方のキャンパスで待ち合わせし、彼女の提案に従って駅前のスタバへ。30分交代でフランス語で話したり日本語で話したりすることに。街中でナチュラルに日本語を話したのははじめて。周りの人はなんかしよるなと思っていたことでしょう。

 

Chは今年の夏休みに数ヵ月日本でホームステイしていたらしく、しかもそれは千葉県だったのでかなり近い所にいた模様。東京以外にも京都、名古屋、広島などに高速バスとかを使って行ったらしくかなりアクティヴ。一方でオーストリアやベルギーなどは行ったことないらしい。Chはヴォー州の人なのでレマン湖畔の魅力などを教えてもらう。Chにも少しずつ日本語の細かいことを教えたりして、外国語としての日本語学習がどんな感じなのかの雰囲気を窺う。私の方はやはり聞き取りが全然ダメで、これはもう慣れるしかないが、これまでもトンチンカンな受け答えをしたこと数知れず。気にせず進もう。明日もこのTandemをやることにして別れる。

 

その後ミゼリコルドキャンパスに行って、資料をコピーしつつ学食。今日はやる気ある日。ただなぜかいつもより1フラン高かった。

 

研究室にも寄ってまったりしていたらVから意外な秘密を教えてもらう。その後、昨日と同じく我らがボスのTさんがやってきてVとあーだこーだ。ついでに私の面談も来週の木曜に変更することに。ここで彼女はle jeudi prochainと言ったのだが、これだけだと指示対象は二つの可能性があって、今日が水曜日だと明日のことか、あるいは次週の木曜日か。この場合は後者でそのことを念押しで確認したのだが、何が面白いかって、全く同じことを午前中にChが教えてくれたのだ! 例も全く同じ。少なくともスイスのフランス語話者だと二つの可能性があるので常に確認するといいよと教えてくれたのが早速役に立った。ちょっと嬉しくなる。

 

そしてTさんの講義はダメ押しのアヴィセンヌ。といっても、アヴィセンヌの流出論については、トマスの批判に加えて、オッカムによる神の能力論にまで話が及ぶことに。前者はDe substantis separatisの第10章を参照し、後者は命題集註解の第1巻第43区分を参照するなど相変わらず突っ走る。後半はアヴィセンヌの霊魂論についてアヴィセンヌのDe animaを取りあげて終了。来週は英語によるアラビア哲学関係の講演があるみたい。講演会がたくさんあって良いですね。

 

まっすぐ帰って今日は軽めの夕飯をと思いつつ、ネジネジパスタを大量に茹ですぎて結果的に食べすぎ? サラダは残す。グリュイエールチーズを試していて、なかなかいい感じ。


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食後は語学という名目でDVD鑑賞。Mamá cumple 100 añosというスペイン映画で、ほのぼのコメディーかと思いきや割とシュールな映画だった。日本語訳するとタイトルは『ママが百歳になる』あたりか。フランス語タイトルだと『ママは百歳』(Maman a 100 ans)。スペイン語音声、フランス語字幕で見る。まぁフランス語学習にはそれほどだったかもしれない。不思議な映画でした。