雨がしとしと

昨日より少し早く起床。今日もよく寝られた。洗濯をこなしつつ、朝食をしっかり食べる。煮物の残りとご飯。

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こっちに来て和食はまだ特に食べていないのだが、米はやはり定期的に欲している。こちらはリゾットが珍しくない食べ物で、リゾット用に加工された米が売っているのでそれをこのようによく食べています。

 

午前の残りは昨日の論文読みをちょっと続け、雨がしとしと降る中、学食に向かう。サケのムニエルがあったのでちょっと高いがそれにする。柔らかくてうまかった。

 

午後に研究室入りしてしばらくすると、講演予定のDさんが来てVとマシンガントークを始める。実はちょっと風邪気味かなんかで食事会はお流れになってしまったのだが、それにも関わらずマシンガンは止まらない。

 

そのまま講演会へ。その前に自己紹介したついでに今日の講演原稿を親切にも一部くれる。読み上げ原稿は普通配られないので、フランス語であることもありだいぶ助かる。おかげで、原稿が手元になかった場合よりも数倍理解できた。マルシリウスは解釈者によって本当に多様な解釈をされる人で、レパブリカン的だったり、皇帝派的だったりと様々。革命思想や社会主義が持ち出されることも。Dさんの解釈は歴史的事実および時代背景をかなり重視するものでやや保守的だが、大事なことではある。特に北イタリアの諸都市における自治のあり方などは個別事例としておさえる必要がありそう。講演会後に、マルシリウスみたいに多様な解釈を許容する政治思想を持つ人は中世には他にいないのかと聞いてみると、DさんもVもいないと言っていた。Vは、それだけマルシリウスは斬新な思想を持っていたのだろうと言っていてちょっと納得。

 

講演会後は、講演者を含めて数人と、酒や食事も充実しているカフェに行くことに。DさんやTさんらはそれぞれお茶などを飲んでお別れ。Vと私はビールを2杯飲みつつ、二人でそのまま夕飯としてアメリカンなハンバーガーを食べることに。会話は英語メインになっていたのでちょうどよかったか。本体とポテトチップスの他にしっかりサラダもついている。20CHFくらいなのでリーズナブル。うまかった。Vが、本場のアメリカだとサラダは別料金かもしれないが、サラダがしっかり付いているのがヨーロッパ的かもと言っていたので、私の方は、店の名前がLe mondialであることに引っかけてこれでtout le mondeだねとジョークを飛ばしてみる。笑いが取れたからよしとする。ハンバーガーのセットにアジアやアフリカ的要素があるとなると事情は変わってくるかも。

 

その後20時前に別れて帰宅。明日はタンデムの日なので夜更ししないようにしよう。