外出

熱はほとんどひいたみたいだが、まだまだダルさが消えない。ただ食料確保のためスーパーに何とか行ってみる。重かったが牛乳とりんごジュースも買ってきた。日本だとこういう時はポカリスエットを飲むのが定番なのだが、類似物すら見つからなかった。リゾットがお粥代わりになるので重宝する。食欲は復活。

アスコーナ二日目

朝は二人とも割と早く起床。ゆっくりシャワーを浴びて朝食へ。形式はよくある感じだが、コーヒーマシーンがかなり高性能で、ハムやサラミがかなり美味だった。個人的にはクロワッサンが最高。

 

食後もまったりしてチェックアウト。帰り際もソフトドリンクをいただく。一泊だけだったが、なかなかよいホテルだった。

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写真をほとんど取らなかったが、ホテル前の道ではこんな感じのサクラらしき木が満開で、スイスで早くも花見日和。

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こんな感じで自然は豊か。

 

本当は現代美術館に行くつもりだったが、何とオフシーズンで休館期間だった。別のやっている美術館に向かったが、昼休みがあるところだったので出直すことに。

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たまたま通り道にあったので墓地を少し散歩。もちろんパブリックスペース。街の割に広い敷地だと感じたが、それでも用地を効率的に活用する工夫などが見られた。墓の形状などは、近年は日本も多様化していて、あまり違和感がなくなりつつある。ミラノにまた行ける機会があったら、墓地には行ってみたい。

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時間があったので、再びマッジョーレ湖へ。やはり最高の眺め。ここで、私より少し早起きだったRが芝生のとこで10分くらい昼寝し出す笑 暇になったかと思いきや、隣のベンチに座っていた陽気なお兄さんが英語で会話を求めてきた。元々移民で今はずっとスイスに住んでいる人。普段はチューリッヒで働いており、たまたま仕事でこちらに来ていた模様。ただストレスが溜まっていたのか、クライアントとの食事会を断って、湖畔でコーラのボトルにウイを入れて飲んでいた。アル中を少し疑ってしまうが、上司にバレたらまずいと言っていたので、とりあえずニオイ消しを念入りにとアドヴァイスする。どうなったのだろうか。お別れしたあたりでRが起きてくる。自由な人ばかりだ。


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こんなミニトレインも走ったりしている。

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オレンジ色のは市庁舎。ここにもクラッキングアートが侵食中。

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小さい教会にもお邪魔する。アスコーナには特別な観光スポットは街中にはないのだが、散歩するにはちょうどよくできている。

 

昼飯はスーパーで買ったものでテキトーに済ませ、聖マテルノ城美術館へ。古城をうまい具合に美術館にリノヴェーションした所。

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とても小さい美術館。回るだけならすぐに終わってしまいそうだがゆっくりする。一部Carl Weidemeyerという芸術家・建築家の特別展示も。絵がよい感じ。

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あとは上の階に常設展示。こちらでもいくつかお気に入りを見つける。

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こんな部屋もあった。現代美術館もいつか行きたい。

 

ここらでそろそろアスコーナを出て、ロカルノへ戻る。本屋に立ち寄って私は一冊だけティチーノ方言に関する本を購入。その後すぐにロカルノ駅からベリンツォーナへ。Rがミラノまで帰ることができるか危ぶまれたが、親切なスタッフに教わったようで事なきを得る。特急列車などを使う場合は、ベリンツォーナ駅の窓口は18時には閉まるようで注意が必要。

 

私はまずベリンツォーナからチューリッヒに向かい、そこからベルンに行き、最後にフリブールへ、という流れ。3時間半コース。チューリッヒまでが激混みで、トイレなどがある連結部で座り込んだりした区間あり。若い人たちはビール飲んだりしていて車掌も素通り。ミラノからの国際列車を途中から普通列車と兼用させるという便だった。例えるなら、東京発新大阪行ののぞみが、名古屋からは空席に普通の切符を持った客が座れる感じ。ただスイス国鉄は高い分、普通の車両が快適なので、特にありがたみはなし。むしろ混むのであまり当たりたくない組み合わせ。フリブールのアパートに帰ったのは23時過ぎになった。Rも無事に帰ったようだ。

ベリンツォーナ、アスコーナ

6時前に起床。父方の祖母の訃報を聞く。本来なら駆けつけるべきところでもあるが、流石に今回は葬儀に行かないことにさせてもらい、帰国してから色々と供養をすることにする。少し複雑な心境ではあるが、予定の旅行も敢行することにする。


まずはフリブール駅まで行き、6時台の電車に乗る。ルツェルン行き。終点まで行く。

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ルツェルン駅は思っていたより大きい駅だった。本当は降りて観光したいところだが、今日はもっと先へ行く。

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ということで、10時くらいにベリンツォーナ駅に到着。スイスのイタリア語圏であるティチーノ州の州都でもあるこの街には有名な中世の城が三つ存在する。

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そのうち、一番遠いところにあるサッソ・コルバロ城に向かう。途中では春の訪れを感じさせる花々に見とれたりする。

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途中から歩道のない車道のみの道になるが、目的の城は上に見えているので、気にせずズンズン歩いていく。

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駅からは1時間半くらいで到着。

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この城を含む三つの城は世界遺産にも認定されており、一番下の写真にあるように、キレイなトイレも完備。

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岩山の上に立つ堅固な城という感じ。城の上まで上ったのは私くらいだった。ちょうどここで、無事にスイスに入国してルガーノ近郊まで来たRと電話する。何とかベリンツォーナで合流できるとのこと。

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私はぷち山登りで少し疲れたので一息。持参したクッキーを食べる。少しだけ花が咲いていてちょっとした花見状態。 f:id:RISHIDA:20190323044049j:image

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しばらくして下山を開始し、Rと合流するために駅まで別ルートで戻る。途中で別の城であるモンテベッロ城の近くを通過。時間の関係でここには寄ることができず残念。

 

12時頃に駅に着き、無事にRと合流成功。早速グランデ城に向かう。

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この高い塔に上りながら四方山話。城の中の広場は地元の人たちの憩いの場になっていた。

我々は街中のレストランで昼飯を食べ、15時くらいにはアスコーナを目指して出発する。

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駅のないアスコーナまでは、まず映画祭で有名なロカルノまで電車で行き、そこからアスコーナ行きのバスに乗って行く。アスコーナ中央のバス停を降りると、クラッキングアートがお出迎え。

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アスコーナは今クラッキングアートに侵食されているらしく、各所で楽しむことができる。

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まずはホテルにチェックイン。今回もイタリア語は基本的にRに任せるつもりだったが、ホテルの受付の人くらいにはと、気合いを入れてカタコトのイタリア語を放ったが、どうやらドイツ語ネイティヴだったようで、結果的に英語で対応。ソフトドリンクやコーヒーが飲み放題という素晴らしいサーヴィス付きでありがたかった。

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日が沈む前に駆け込みでマッジョーレ湖を見に行く。ちょっと寒かったがなかなかよい感じ。

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キレイな夕日と夜のレストランの並び。リゾート地の貫禄。

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どのレストランに入ろうか迷っていたら、同じく観光客らしき人に、ここおいしいよ、と言われた店があったのでそこにする。念のため入る前にググったが評判も高かった。アペロセットをもらって、ワインとともに楽しむ。基本的にしゃべっていて、最後にパスタを一皿シェアしてフィニッシュ。それでも80フランくらいでやはりスイス。しかしこの店はかなりよい感じだった。Osteria nostranaという所。

 

このあと、夜遅くまでやっている店で買い出しして部屋で続きをやろうとしたら、その店が閉まっていたので、ダイニングバーのような所に行き、カクテルを一杯ずつ頼む。私はマンハッタンだったかな。いい気持ちになってホテルに戻り、コーヒーを飲みつつ、しばらく話していたが、どうやら私が先に速やかに入眠したようだ。続く。

少し寝不足

今日も早朝に起きてしまい少し寝不足気味で過ごすことに。しかし天気は昨日に続きよくなっていて、ようやく厳しい冬が終わりに近づいている。

 

午前中には帰国準備の一環で銀行口座を閉めに行く。フリブール州立銀行の本店へ。口座を閉めるには残額をゼロにする必要があるのでどうなるかちょっと心配していたが、普通の人と同じように整理券を取ってしばし待ち、窓口で普通に手続きするだけだった。注意するべきは、身分証明が必要なことくらい。口座のカードはその場で物理的に無効化され、お金を全額おろして一時的にお金持ちになる。スイス銀行の口座がなくなってしまった笑

 

いつもより早い時間に研究室に行くとFがいた。せっかくなのでしばらくして学食で昼食。スイスに戻ってから毎日イモを食べている。

 

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研究室へのギリシア土産にプラトンの小さい胸像を買ったので、同じく「マスター」であるあの方の隣に並べている。

 

Vがあとからやって来る。テニス終わりのようだ。しばらくして私はTさんの講義へ。アヴェロエス最終回。トマスとの比較で、宗教と哲学の関係について熱く語られる。アヴェロエスの方がある種聖俗分離を志向するところがあって「近代的」かもしれないという話は興味深かった。来週はユダヤ思想の導入。そのうちアヴィケブロンなどが語られるはずだが、聞けないのが本当に残念!

 

授業終わりにTさんと少し話す。論文については特にダメ出しはされず文献情報の追加などを示唆された。そして来週にはお呼ばれされる予定。ありがたい。論文についてはFのコメントも楽しみにしている。

 

夕飯もFと学食。私は明日と明後日フリブールを離れるのでまたしばしお別れ。今日も四方山話。

 

22時くらいに研究室をあとにして帰宅。明日に備える。スイスの南東部に位置するティチーノ州に行き、ミラノのRと落ち合う予定。どうなることやら。

リハビリ

早朝に目が覚めてしまったので、しばらくベッドの上でゴロゴロ。色々朝のことを済ませて、10時過ぎよりタンデム。やはり観光の話がメイン。ギリシアでヴァカンスというとやはり島のイメージが強いようで、私の旅路はあまり魅力的には思われなかったようだ。たしかに市内は落書きだらけだし、家族でゆっくり過ごすタイプのヴァカンスには向いていない。しかし個人的には、アカデメイアとリュケイオン巡りをできたことは結構感動的だったりするのだ。

 

タンデムを終えて一度アパートに戻り、洗濯と昼食。疲れが溜まっているので、昼寝してから重役出勤。途中、Swisscomの店でモデムなどが入った箱を返すミッションがあったが、一瞬で終了。こういうところは本当に機能的。あとは、銀行口座の閉鎖とアパート片付け、そして荷造りが帰国に向けた最大のミッション。

 

研究室ではVやFと軽く会話。研究室用のお土産として買ったプラトンの小さい胸像を置いたりする。アリストテレスが見つからなかったのだが、やはりアテネ中心主義のせい?

 

17時過ぎからはK教授の講義。引き続きアリストテレス。『詩学』におけるメタファーの話をしつつ、『カテゴリー論』に戻って第一実体と第二実体の話。バンヴェニストの抜粋が事前にアップされていたが特に言及されず。次回はアリストテレスからプロティノスへ。もう最後になってしまう。

 

研究室に戻ってFと学食で夕飯。研究の話など。彼と話せるのも残り限られてきて非常に残念だ。ちょいちょいイタリア語の勉強にもなったりするので。彼が帰宅した後も研究室にいて、いつも通り施錠ギリギリに帰宅開始。今日は某申請書にちょっと取りかかったが、やはり結構大変そう。

アテネ最終日

この日は7時台には起床して8時台には朝食を済ませ、10時くらいにホテルをチェックアウト。前払いだったので一瞬で終了。WIFIがいまいちだったが、他は全般的に便利でよかった。トイレットペーパーが流せるのも衛生的でよし。

 

今日はスイスに戻る日なので、観光はほとんどせず。ただ時間が少しあるので、まずはアテネ大学の近くにあるポリティアという書店に行く。いくつかのフロアを有している本屋で、専門書も充実。購入したのは以下。

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右下の二冊はプラトン『国家』の対訳本で、それ以外は何と中世哲学の本! 左下はDe ente et essentiaというトマス・アクィナスが書いた初期著作の現代ギリシア語訳。ラテン語との対訳で、見ているだけで感動する。
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他は、左上が政治思想に関するアンソロジーで、やはりトマスによる『君主の統治について』のギリシア語訳を所収。右上は何とアンソニー・ケニーという研究者によるトマスの概説書のギリシア語訳。古代ギリシア哲学の研究書に関してはもっと翻訳されているようだ。ちなみに全部で50ユーロくらいで、書物もどうやら安いようだ。ポリティアは他にも西洋哲学のコーナーだけでもなかなかの充実度だったので、1時間ほどだが楽しむことができた。

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アテネ大学の建物。

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こちらはアテネ・アカデミー。やはり立派な建物。

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右がソクラテス

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左がプラトン。こういう時にアリストテレスはあまりフィーチャーされないが、おそらくアテネ出身ではないからかなと邪推している。おそるべしアテネ中心主義?

 

ここらでちょっと落ち着ける場所を求めて、アテネ国立庭園をウロウロし、そういえば大通り沿いにちょっとお洒落な感じのカフェみたいな所があったなと思い、トイレも近くなってきて荷物も重かったのでそこで寛ぐことにする。Oasisという店。客引きも兼ねているウェイターのおじさんも感じがよさそうだったので、ついでに昼飯も食べることにする。しかしメニューを見せてもらって最初の驚きが発生する。シーフード料理単品の平均価格が何と20ユーロを越えていた。スイスなら平常運転だが、ここはギリシアだ。しかしアクロポリス博物館周辺の店なんかはちょっと割高だったし、観光客基準の価格かもしれないと思ってサーモンのグリルを注文。これで21ユーロくらいだったかな。ビールもFIXというギリシアのビールを一瓶飲んだが、これは6ユーロだった気がする。やはり高い。グリルは割と量があって普通においしかったのだが、提供されたパンの量がギリシアにしては少ない。その割に、合わせて頼んだギリシア料理定番のソースであるτζατζίκιの量はたっぷりあった。最後に、ソフトクリーム入りのアイスコーヒーを頼んで、すべてを終えてお会計。すると合計40ユーロを越えていた! スイスではこれでも別段高い方ではないが、ここはギリシアだ(二度目)。もちろん今回の滞在中で最高額を更新。それくらいギリシアは、高級レストランにでも行かない限り、そこそこお酒を飲んでも安くつくのです。そして値段のからくりは、一つあたりのものの値段が高いことに加えて、何とソースや水が有料だったこと! ソースに関してはそれだけで5ユーロという恐ろしい値段設定。普通、水、パン、ソースなんてセットでついてくるのでわざわざ料金を取られることはないのです。たしかにスイスでは水、パンなどが無料でないことはしばしばだが、ここはギリシアだ(三度目)。スイスマインドの私はお金を払ってしまったが、アテネに行く人は基本的に行かないことを強くオススメします。もし最初にこういう店に行ってしまったら色々悲しいと思うので。以下に詳細を貼っておきます。

ΟΑΣΗ ΖΑΠΠΕΙΟΥ
Leoforos Vasilisis Amalias 405, Athina 105 57 ギリシャ
https://maps.app.goo.gl/sCGBA

グーグルのレヴューでもギリシア人たちがたくさんマイナス評価をしていて、特にカクテルは最悪らしい。私がいる間にも観光客らしき人たちだけでなくてギリシア人も結構客として来ていた。全員が食事していたわけではないがどうだったのだろうか。料理はおいしかっただけにモヤモヤしてしまう。他にもこういう店はあるかと思うので、やはり入る前にググるのがベストですね。ネットで探して評判がよかった所は基本的にアタリだったので、そういうことだろう。今回の旅はグルメもメインの割にあまり下調べしなかったが、引っかかったのはこれくらいなので運がよかったのかもしれない。

 

さて、あとは空港に行くだけの状態になる。フライトまでは3時間くらいの余裕を持たせていて、ちょっと多いかと思ったが、それも結果的には幸運に働いた。通常はシンタグマ広場から出ている空港行きのバスに乗ればいいのだが、何とシンタグマ広場が何らかの理由で交通規制が行われていて、車両などの通行ができない状態に! その関係でバスの運行もイレギュラーな感じだったようで、通常の乗り場では乗れず、メトロの方の窓口に行って下さいみたいな案内が貼ってあった。周りには同じように困った感じの観光客がウロウロしていて、あんまりよくない状況。バスに乗れるかよくわからないし、通常以上の混雑が予想されるし、何より人混みが多そうな時に荷物を持ってメトロの方には行きたくない。ヨーロッパでまだ私は一度も地下鉄に乗っていないのです。外国で乗ったのは台湾の地下鉄だけだ。ということで、これもまた冒険だったのだが、タクシーをつかまえることにした。タクシーは街中でよく黄色いものを見かけるので、まぁ大丈夫だろうと一台つかまえて空港までお願いする。有料道路を使ってくれたりして、30分程度で空港着。早いし快適。途中私はちらちらグーグルマップを覗いていたが、最短距離で行ってくれていた模様。怖いのは値段で、40ユーロピッタリと言われたので、おそらくチップ込みだなと思いつつも50ユーロを渡したら、ちゃんとお釣りをくれたので一安心。あとで調べたら、市内中心部から空港までは一律35ユーロとのことなので、やはりチップをちゃんと取ってくれたようだ笑 まぁおかげでフライトには余裕で間に合ったので感謝。チェックイン待機中に『星の王子様』ギリシア語版を入手。今フリブールのアパートにあるのは↓

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バーゼル方言版がちょっとレアかもしれない。

 

チェックインを済ませ、荷物検査もし、搭乗まで待機の間に最後のギリシアビールを。

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おいしかった。実際にギリシアに来て収穫だったことの一つは、ビールがとてもおいしいことだ。暑いところでは大概うまいかもしれないが、東南アジアのようにスッキリとしたビールだけでなくて、もう少し味のある濃いビールがたくさんあって、もちろん料理にも合う。日本で見つけたら買ってしまいそう。

 

現地時間で16時台の飛行機に乗りジュネーヴへ。何と行きに一緒だったどこかの学校の生徒たちと同じフライトだった。手に持っていたパスポートがバラバラだったので、語学学校かなんかの研修旅行だったのかもしれない。フライトは無事に済み、ジュネーヴ空港からフリブールまで電車で移動し、コープで買い物して帰宅。惣菜のサラダが高いやつだと10フランとかで、あ、スイスだ笑 私は5フランのにして、バナナと飲み物を買う。疲れていたのでバスを使い、簡単な夕飯を済ませ、前日分のブログを更新して就寝。そろそろ追いつくかな。