ベリンツォーナ、アスコーナ

6時前に起床。父方の祖母の訃報を聞く。本来なら駆けつけるべきところでもあるが、流石に今回は葬儀に行かないことにさせてもらい、帰国してから色々と供養をすることにする。少し複雑な心境ではあるが、予定の旅行も敢行することにする。


まずはフリブール駅まで行き、6時台の電車に乗る。ルツェルン行き。終点まで行く。

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ルツェルン駅は思っていたより大きい駅だった。本当は降りて観光したいところだが、今日はもっと先へ行く。

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ということで、10時くらいにベリンツォーナ駅に到着。スイスのイタリア語圏であるティチーノ州の州都でもあるこの街には有名な中世の城が三つ存在する。

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そのうち、一番遠いところにあるサッソ・コルバロ城に向かう。途中では春の訪れを感じさせる花々に見とれたりする。

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途中から歩道のない車道のみの道になるが、目的の城は上に見えているので、気にせずズンズン歩いていく。

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駅からは1時間半くらいで到着。

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この城を含む三つの城は世界遺産にも認定されており、一番下の写真にあるように、キレイなトイレも完備。

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岩山の上に立つ堅固な城という感じ。城の上まで上ったのは私くらいだった。ちょうどここで、無事にスイスに入国してルガーノ近郊まで来たRと電話する。何とかベリンツォーナで合流できるとのこと。

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私はぷち山登りで少し疲れたので一息。持参したクッキーを食べる。少しだけ花が咲いていてちょっとした花見状態。 f:id:RISHIDA:20190323044049j:image

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しばらくして下山を開始し、Rと合流するために駅まで別ルートで戻る。途中で別の城であるモンテベッロ城の近くを通過。時間の関係でここには寄ることができず残念。

 

12時頃に駅に着き、無事にRと合流成功。早速グランデ城に向かう。

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この高い塔に上りながら四方山話。城の中の広場は地元の人たちの憩いの場になっていた。

我々は街中のレストランで昼飯を食べ、15時くらいにはアスコーナを目指して出発する。

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駅のないアスコーナまでは、まず映画祭で有名なロカルノまで電車で行き、そこからアスコーナ行きのバスに乗って行く。アスコーナ中央のバス停を降りると、クラッキングアートがお出迎え。

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アスコーナは今クラッキングアートに侵食されているらしく、各所で楽しむことができる。

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まずはホテルにチェックイン。今回もイタリア語は基本的にRに任せるつもりだったが、ホテルの受付の人くらいにはと、気合いを入れてカタコトのイタリア語を放ったが、どうやらドイツ語ネイティヴだったようで、結果的に英語で対応。ソフトドリンクやコーヒーが飲み放題という素晴らしいサーヴィス付きでありがたかった。

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日が沈む前に駆け込みでマッジョーレ湖を見に行く。ちょっと寒かったがなかなかよい感じ。

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キレイな夕日と夜のレストランの並び。リゾート地の貫禄。

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どのレストランに入ろうか迷っていたら、同じく観光客らしき人に、ここおいしいよ、と言われた店があったのでそこにする。念のため入る前にググったが評判も高かった。アペロセットをもらって、ワインとともに楽しむ。基本的にしゃべっていて、最後にパスタを一皿シェアしてフィニッシュ。それでも80フランくらいでやはりスイス。しかしこの店はかなりよい感じだった。Osteria nostranaという所。

 

このあと、夜遅くまでやっている店で買い出しして部屋で続きをやろうとしたら、その店が閉まっていたので、ダイニングバーのような所に行き、カクテルを一杯ずつ頼む。私はマンハッタンだったかな。いい気持ちになってホテルに戻り、コーヒーを飲みつつ、しばらく話していたが、どうやら私が先に速やかに入眠したようだ。続く。