日曜も

昨日は夕飯を食べずに熟睡してしまったため、起きたら深夜になっていた。ちょっと変な時間に豚肉などを焼いて食べる。相変わらずの時差ボケだが、今回はこの一週間でも一番長く睡眠をとることができてよい兆候。成田空港で買った佐藤彰一『宣教のヨーロッパ』(中公新書)を読み終える。イエズス会士のアントニオ・ルビオの『メキシコ論理学』(Logica mexicana)がやはり面白そう。「メキシコの大学でアリストテレス哲学を講じ、スペインに帰国後その講義ノートを基に執筆」(226頁)されたもの。日本でも同様のものとしては同じくイエズス会士のペドロ・ゴメスによる『講義要綱』(Compendium)が知られているが、『メキシコ論理学』の方はヨーロッパにおいてしかもきちんと出版されたこともあり「好評を博し、60版を重ねた」(同)。Google Booksで発見したので以下にリンクを。
https://books.google.ch/books/about/Logica_mexicana.html?id=GZISwIKjErcC&redir_esc=y
一番最初の問題は「論理学は必要であるか否か」。IndexだとLogicaと書いてあるところが本文だとDialecticaと言われていたりする。中身は同じ。いつかちゃんと読みたい。

 

夜明けまで今度は別の本を読み始め、そのあと数時間寝ることに成功し8時くらいから活動開始。シャワーと洗濯をこなし、今日も出勤するために弁当を拵える。

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昨日とだいたい同じだが、ズッキーニ(フランス語だとcourgette)を追加し、カレー粉の代わりにパプリカ粉を使って変化をつける。パンも今日は田舎パン(pain rustique)を持参する予定。外出前にちょっとだけスペイン語

 

12時前くらいに研究室着。シラバスを一通り書きあげる。日本は14日も休日だから15日に提出すればいいでしょう。テーマとしては世界の永遠性と個体化の二つを選択。ちょっとスキャンして遅めの昼食。

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学内にはコーヒーやお茶が出る自販機が研究室からちょっと離れたところにあるが、そこでブイヨンスープも売っていることを発見したので飲んでみる。温かいものが欲しい時には重宝する。

 

食後はちょっとトマスの『任意討論集』を覗いてみる。これの翻訳に着手するべきか考え中。しかし浮気もほどほどにスコトゥスと向き合う。こちらはスイスでの研究計画の一環とも言える。途中でまた自販機の所に行って緑茶(大きいサイズ、2フラン)を買ってみるが、難易度の高い味だった。かつて塾講をしていた英語科の上司が、お茶のペットボトルを毎日愛飲している人で、それが理由で留学する気にならなかったと言っていたことを思い出した。その人は語学のスペシャリストみたいな人だったので、そのために留学する必要もなかったのだろう。

 

もう一回だけスキャンして19時半頃まで粘る。帰宅してマカロニを適当に茹でたものを軽めの夕飯にして22時台には就寝。