ローザンヌ

朝6時前に起きて7時過ぎには駅に向かう。今日のミッションは午前中にTOEFLを受けにローザンヌに行くこと。

8時過ぎには余裕でローザンヌに到着。こういう試験の時に電車が時刻通りなのは大変心臓によい。というかこういう試験を受けるのは、よく考えると修士一年の時に仏検を受けて以来ではなかろうか。TOEFL iBTはこれがはじめての受験。

会場は駅に直結している語学学校。開始時間である9時半の一時間前くらいには会場に到着し、reporting timeである9時までには諸々のチェックインを済ませる、みたいな段取りを想定していたが、学校の開始時間がそもそも9時なので、それまで学校のロビーで待機。受験者数が10人もいない感じだったのでだいぶのんびりしている印象。各人のスタートもバラバラだった。身分証明のパスポートを見せている時にスタッフの一人がほとんどタメだと教えてくれた。フレンドリーな感じ。試験が始まってからはあっという間で13時過ぎに終了。途中の休憩時間は10分。バナナとチョコを流し込んだ。出来のほどはさてさて。。

義務を果たしたので後半はちょっと観光へ。ローザンヌは国際オリンピック委員会の本拠地でもあってミュージアムが有名みたいだが、今日は遠慮してまずは大聖堂に向かう。

中にはキレイなステンドガラスも複数あり。

ちょっと見えづらいが、↑は「諸学の鏡」と題されていて、実際には「技芸」（arts）と「労働」（travaux）も含まれているが、最上位には哲学が。

せっかくなので塔にも登ってみる。思ったほどはきつくなかったが、子どもを背負ってとかだと大変そう。

ローザンヌは坂がたくさんあって歩き回るのは大変だが、その分素敵な景色がたくさん見られて素晴らしい。レマン湖はほとんど海のよう。日本で言うと神戸がちょっと似たような感じか。

最上部にはちょっとかわいらしい装飾も。

大聖堂からの眺めを堪能した後は引き続き散策。

Manorのあたりは結構なにぎわい。いいことかはわからないが、土日にたくさんの人出を見ると少し安心する。昼食は適当な具材入りパンで済ませて、FnacやPayotなどの大きい書店を冷やかしたりする。ガマンして何も買わず。カントの有名な嘘論文の新しいフランス語訳や、ミラノのRが好きな小川洋子のフランス語訳がずらっと並んでいるのを見たりする。Payotではルソーがスイス文学のコーナーに並べられていたのが印象深い。この感覚はジュネーヴでも感じた。

今日は終日よい天気だったので、歩いてレマン湖のほとりまで行くことにする。坂をずっと下っていく感じ。つまり帰りはちょっと大変。ちなみにローザンヌには地下鉄があるので疲れずに行くことも可能。ほとりにはウーシー港という港があって、船やカモメをたくさん見ることができる。

↑の写真がよく撮れているかはさておき、とにかく眺めが最高！　ジュネーヴでも晴れた日にレマン湖の景色を堪能したが、ウーシーからの眺めの方が素晴らしいかも。ローザンヌが一気に好きになる。散歩したりたむろしたりしている人もいてにぎわっていた。

すぐ近くにはウーシー城もあるがどうやら今はホテルのようだ。

この後は駅に戻って17時台の電車でフリブールへ。行きも帰りも、一階部分に自転車が持ち込める二等車の車両に乗ったが、二階部分には小さい子どもが遊べるスペースも。

電車は高いが本当に快適。

フリブール駅に到着後は、Coopで赤ワインとつまみを買って帰宅。よく歩いた。昨日のスープの残りとワインやつまみをいただく。安売りされていたコンビーフを食べてみたが、もうちょっとしょっぱい方が好みかも。