カルナヴァルの季節

朝は7時台に起床し、シャワー、朝食、洗濯などを順調にこなし素晴らしい日曜日。洗濯については、こちらに来る前は平日の決まった時間にやらないと苦情が来るのではないかとか色々身構えていたのだが、住んでいるアパートはそこらへんはゆるい感じで好きな時間にできる。入口もオートロックなのだが、完全に閉まっていないこともしばしば笑。どこかの大学の宿舎を思い出す。住民の生活音なども不快ではない程度には普通に聞こえてきて特にそれが普通みたいなので、少し安心している。おそらく新しめのアパートで、住民の平均年齢も若いからかななどと思っている。子どもがいる世帯もあるようだし。そしてスイスでは全土で新しい集合住宅の建設が盛んなようで、生活環境のイメージは変わりつつあるのだろうか。

 

午前はプラトン『国家』の藤沢訳を読んで過ごす。第5巻の三つの大浪のところなど。大学時代に演習で講読していた時、浪を意味するキューマというギリシア語をずっとクーマと音読していて、修論でもお世話になったギリシア哲学のK先生に優しく訂正されたことを覚えている。

 

昼食はパスタ。まだ残るカラスミを一生懸命削る。あと少し笑

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15時くらいに休日出勤。外が賑やかで、どうやら今日もカルナヴァルのお祝いをやっているようだ。行きしなに子どもが変装しているのを見かけたりした。

 

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私は研究室でレモンタルトをおやつにする。上に乗っているのはメレンゲ。英語論文はオリヴィパートに突入。まだまだ苦しい時。スキャンをしつつ、20時前には帰宅開始。札幌のMから、帰り道に見かけたキツネの写真が送られてくる。筑波大ではせいぜいタヌキしか見たことがないので、これはびっくり。生物多様性では北大のキャンパスの方が優っているのかな。獣医学部もあるし。『動物のお医者さん』の世界。

 

夕飯も今日は余裕があってちゃんと作る。贅沢にも牛肉を使ってオーヴン焼き。

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久しぶりだったがうまく出来た。肉は国産のものが主流なので、こちらにいる間に食べておきたい。

 

食後はティチーノ州観光の情報をチェック。まだ確定していないが、ホテルを仮予約したりする。ミラノのRを召喚する予定。シーズン的には三月後半くらいからが本番なようで、その前であるためか割と手軽な値段の所もちらほら。代わりに、主要な箱ものはだいたい閉まっているのが残念。リゾート地なので、晴れることを願う。

 

寝る前に藤沢訳の上巻を読み終えた。そろそろ演習で扱うところをギリシア語で予習せねば。