今日も雨気味

かなり早朝に一度目が覚めてしまい、ちょっと活動して二度寝すると10時くらいに。合間にセミナーの予習。

 

昼は学食で、昨日とほぼ同じ。今日はポンフリではなくレシュティにする。7.50フランで美味。

 

研究室に寄るとVはお昼寝中。私はちょっとだけオリヴィに向き合い、しばらくしたらセミナーへ。Tさんからお目当てのスペイン語の研究書を借りる。スペイン語読めるのと聞かれたので、辞書を使えば何とかと答える。本当は初等文法をちゃんとやっていないので、イタリア語やフランス語からの類推がメインではあるが、書誌情報や引用箇所だけでも気になるじゃありませんか。

 

セミナーの発表者は珍しくレジュメ事前配布で、かつ9ページの大作でもあり、私みたいな人には大助かり。内容に関しては、割と基本的なところでVと発表者が対立していて、少し時間ロスになり次回にも発表が食い込むことに。socialisとpoliticusが何を意味するのかをめぐる対立で、私は漠然としか区別していなかったが、Vの整理は少しわかりやすいと感じた。

 

帰る直前に私がリュックサックのことをそう言ったらそれはドイツ語じゃないかと食いつかれ、フランス語だとsac à dosと言うことを教えてもらう。このフランス語はサカドと発音するが、ちょっと日本語っぽくない? とVに言われたので、日本にそういう地名があることを教える。日本語にはいくつかドイツ語由来の語彙が存在していて、一番典型的なものとして、日本語ではドイツのことを「ドイツ」と原語にかなり近い形で言うことを教える。原語だと「ドイチュ」ですね。そこから、リュックサックを使う前に日本人は何を使っていたのかと聞かれたので、風呂敷を軽く紹介する。すると「ふろしき」にも含まれるら行音に食いつかれ、これは私の名前にも含まれているからだが、厳密な対応音は欧米語にはないが欧米風に言われても弁別可能であることを伝える。Vはrよりlに近いなと納得していたが、いずれにしても理解には問題ない。ダメ押しでニシコリも同じかと聞かれたのでそうだと答える。そこでちょうどお別れ。ここまでの会話がすべてフランス語でできれば完璧なのだが。

 

帰りにFNACに寄り本を買ってしまう。地味に様々な言語による『星の王子様』集めをほんの少しだけ趣味にしているのだが、何とフリブール方言のものを発見! 嬉しくなってフランス語版と一緒に購入。

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私の所有しているものの中では、モーリシャスクレオール版の次に貴重な気がする。だいたい100種類くらいはあるみたいなので、生きている間にどれくらい集まるだろうか。

 

他にCoopで耐熱皿を入手し、豚肉ブロックと野菜のオーヴン焼き。今回は、やはり少し油をひきすぎた気がするが、前よりはかなり良い出来栄え。

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実は、オーヴンに入れてしばらくしたら油をひきわすれたことに気がつき、慌てて取り出した際に耐熱皿を落とすなどのアクシデントがあったが、本体は無事。日本からの悪くない知らせで、ちょっと緊張状態にあり、ふわふわしています。

 

そんな中、寝る前にMenashというアメリカ映画を見る。実際にアメリカで撮影されてもいるが、基本的に全編イディッシュ語で、登場人物がヒスパニック系の人と話すときだけ英語。フランス語字幕で見る。耳触りはドイツ語に近いが、アメリカが舞台であることからかところどころ英語の影響もちらほら。内容は息子の親権を取り戻す話で少しシリアスだが、終わりは希望がある感じでよかった。